一年八ヶ月ぶりに

LLの、アウトラインプロセッサのファイルを開いた。

今回、全然別の話を同人誌として印刷、製本することになりまして。
今日、入金して確認メールが来たから、あとは印刷製本してもらって、私は届くのを待つだけ状態。
末息子も幼稚園に入ることだし、この世界に戻ってこられるかもしれない、と、心ウキウキで。

長女を妊娠してから約九年。
一人の時間はなくなり、自分の体は自分の思うようにならず、私のアイデンティティはなくなったのかと傷つき、夫に散々当たり散らし、そこから何とか浮上して、まあ諦めたとも言うが、さらにそこから、育児の楽しさを見出し、これは逃げじゃないんだ、いつか必ずあの場所へ戻るんだと自分に言い聞かせ、家事と育児に誇りを持ってなんとか頑張り、創作できない痛みも徐々に慣れ、薄れ、それでも憧憬を持ちながら、いつか必ずと言いながら、けれど情緒や感受性の泉が枯れていっているのではないか、このままでいれば、もう二度とあのみずみずしい素晴らしさを味わえなくなるのではないかと不安にあおられながら、たまにはファイルを開いてアイディアを書き溜め、でも日々の忙しさに取り紛れて、自分は違う、違うんだと心の中で呟きながら過ごしてきた。

って、我ながら長い。（笑）

うんでも、そういう感じだった、この九年。
それが、末っ子が幼稚園に入ったら、一人の時間が戻ってくると。少しは、と。
そう思ったら身震いするほど嬉しくて。
「もういいや」ってなってない。
まだ私には「やりたい」という気持ちがあるんだと思った。
短い（と言ってもB6版で200Pはあるんだが）小説をまとめ、同人誌として印刷製本できたことも自信になった。
だから、その勢いに任せて久々にファイル開いてみたんだ。
そしたら。

……膨大なテキスト量にがっくりだよ。orz


まーなー。

あらすじからしてなー。
がっつり組み直している最中に止まってしまっていたから、自分が考えていたことを把握する段階からやり直しだ。
……でも、楽しいｗ
整理できてないアイディアがごろんごろんしてて、こういうのを綺麗にまとめていくのって大好きな作業。
文章を書きながら、直していく、ブラッシュアップしていくのが一番好きだけど。

自費出版については、とにかくきちんと小説が「もう手直ししなくてもいい」というくらい出来てからにしよう。
出版でなくて、同人誌のがいいような気もしてきたし。
だって結局、俺自身が読みたいだけなんだもんね。（笑）
人も読みたいと思ってくれるような作品なら、出版社に持ち込んでみる方がいいのかもしれんし。
相変わらず、見た目にはこだわりたいから上製本がいいけど……。
今回の製本で、オンデマンドの質も分かるし。

とにかく今は、形のことより中身だ。
まず、あらすじと、順番と、自分で把握するとこから。
何しろ、町の名前とか人の名前とか、諸々忘れてるｗ
この間、夫のが覚えてて驚愕ｗｗｗ
すんません、こんな作者でごめんなさい。m(__)m

さー、あらすじと時系列を印刷したから、読み込んで、メモ書き込んでこ！
やるぞ～！