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クライマックスについて考える [テラサガ関連]


最大のネタばれになるので、以下、リンク先から読む形式にしようと思います。


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以下、ネタばれになりますので、出来れば読まないでください。
作者のメモ、忘備録としての文章ですので。

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本来、結末(=言いたいこと)があって、それに持っていくためのクライマックスだと思うわけです。
でもそれをすっかり忘れてたよね(私、そういうことってちょくちょくあるのよ)。

クライマックスは起承転結で言えば転なんだけど、何より大事なのは結じゃん?
でもなんか私、転と結を一緒にやろうとしちゃってた。間違えたーん。

小説論を語るのはおこがましいけど、やっぱり私が書きたい小説は、生き方とか価値観とかそういうものを考えるもので。
LLは主人公が一人じゃないんだけど、やっぱり始まりはエイルなわけで、エイルがどう変化したかをちゃんと書かないと駄目だって話ですよ。
もちろん、最後には(若き支配者で)成長したエイルが見られるんだけど、序章でのエイルが終章でどうなったかを書かなきゃ駄目だし、そのために何を持ってくるか、ということをもっとちゃんと考えないといけなかった。

墓標編はクライマックスであるわけだから、もちろん竜があれしてこーなって、ということを書くんだけど、主題はエイルの変化だったんだよ。
それをこうなんていうか……きちんと認識してなかったね。やー失敗失敗。すごーく子供っぽい失敗で書くのも恥ずかしいけど(多分後で読むと悶絶するほど稚拙な失敗で、既にもんどりうってるんだけど)、経緯を記録するのが我が定め(どうした)。

そしてそれは結末なわけで、クライマックスではなかった件。ずがーん。なにこの漫画的表現。


あとはね。
クライマックスは「盛り上がる演出」が大事なわけですよね。
結末が分かってても、そこに着地するまでどうドラマティックにするか。
これは理解してたんだけど、やっぱり難しいよね。
有り得ないことが起きて、絶対無理と思うけど、それを見事に解決する、とかいう展開が読者の爽快感や感動を呼ぶんだろうけど……どうやって考えたらいいんだかwww

というわけでまだまだ悩み中のクライマックス論。
こうして頭で考えてしまう私も愛しいw

最初に起きた事件、謎、疑問を解決するのがセオリーだ。ミステリーなら殺された人物がいて、誰がどうしてどうやって殺したのかを見つける。
LLの場合、突如として起きた反乱で王子が逃げ出したら未来の世界だったわけだから、何故未来に飛んだのかという謎を解決し、過去の世界に戻ればいいわけだ。読者はほっとする。理由をぼやかしたらもやるではないか。
もちろん、理由はちゃんとある。それが転で語られるし、それについては上手くやれたと思う。
過去に帰るシーンはまだ書けてない。
そして結、エイルの変化(成長)についてちゃんと書いてない。ここ大事。書きたい。書くべき。書け。はい。


別の視点。

意外性という点ではまあ達成できていると思う。竜=人類の敵である恐怖の対象→揺らぐ、ということで。
同一だった双子が対立するとかも意外性ある? かもしれない。

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